GRG
- ガラス繊維強化石膏 -
GlassFiber Reinforced Gypsum
凹型を使用して製作するため、製作数量が多い程コストが下がります。
屋内の不燃造形物にて最も採用されいる素材です。
GRC に比べて軽量で、FGボード等では再現できない3次曲面や細かい形状も再現しやすい素材です。
パーツのジョイント部分も、パテ処理にて一体化することが可能です。
- GRCやFRPに比べて素材強度が低いため、足元の巾木や柱の土台など人がぶつかりやすい場所では欠けてしまうことがあります。
- 制作方法:
- 原型 → 凹型 → 製品
- 使用例:
- ドーム天井・折り上げ天井・リフレクター・ライトカバー・レリーフ壁面パネル・ギリシャ柱・大型のモール ... など

GRG製 クロスボールト天井
約3200×3000 の台形型になっています。

GRG製 ピラミッド型多面体天井装飾パネル
現場取付後にビス穴・目地の補修作業を行っているところです。
GRG製 特注タイル
GRG では基本的に凹型の原型から製作するので、同じ形状のパーツを作成する場合に向いています。
写真では、シリコン凹型を使用し量産しています。


GRG製 リーフ柄レリーフパネル用パーツ
パーツ作成から進めることで、多少複雑な模様でも製作が可能です。
製作工程としては、複数のパーツをパネルに張り付けてマスター原型を作成します。
GRG製 メダリオンでの造形
形状を強調した造形物では、GRG素材がより重量感を引き立たせます。



GRG製 ラッパ型ドーム
大型の製作物では凹型から分割パーツを作成して組み上げます。 結合処理による仮組みをして、自主検査の実施後に施工・設置となります。
強度保持のため、背面には必要に応じてリブを付けて補強します。



GRG製 レリーフパネル
製作方法に制限があり、凹型原型から数回反転を繰り返して製作しました。
凹型原型の素材には CE(タイカライト)を使用し、5軸NC切削機にて製作します。(写真下)



GRG製 大型楕円ボーダー
H=1650 もあるので、3分割で製作しました。




GRG製 天井装飾パネル(コーナーパーツ)
ピラミッド型多面体の天井装飾パネル(コーナーパーツ)です。
脱型後の軽微な気泡やバリの除去等の補修作業中

GRG製 天井装飾パネル
ピラミッド型多面体の天井装飾パネルです。
自主検査を終えて出荷待ちの製品になります。
取扱い素材

ガラス繊維強化セメント
GRC
GRC

ガラス繊維強化石膏
GRG
GRG

繊維強化プラスチック
FRP
FRP

発泡スチロール
EPS
EPS

繊維混入セメント
EXM
EXM

ケイ酸カルシウム
CE
CE

その他
OTHERS
OTHERS